オリジナルかるたを自作するのに必要なものや手順についてお伝えします!

印刷の豆知識

かるたとは

読み札と絵札に分かれた2種類のカードを使って遊ぶゲームです。

読み札の最初の文字が書かれた絵札を一番最初に取った人が勝ちというシンプルでわかりやすいゲームであり、子供から大人まで老若男女問わず楽しむことができるゲームとなっています。

また、小倉百人一首かるたを用いて、2人の競技者が勝ち負けを決める競技かるたというものも存在します。単なる遊びではなく、競技として真剣に取り組むかるたもあり、非常に奥の深いゲームだといえるでしょう。

小倉百人一首の場合、絵札の方は、絵ではなく和歌の下の句が書かれているものとなります。

かるたを自作するときに準備するもの

かるたは、あいうえおから始まる全46枚の絵札に合わせて、読み札を作成していけば内容はどのようなものでも構いません。そのため、たとえば子供の誕生日に思い出をピックアップしてかるたにしたり、乗り物が好きな子供のためにさまざまな乗り物をピックアップするなど、自分オリジナルのものを作成することができます。

せっかくなら、馴染みのある内容や思い出のあるものの方が、より楽しく遊べるでしょう。

そこでかるたを自作する際に必要となってくるものをご紹介します。

1,厚紙(かるた用の紙)

2,シール用紙

3,ラベルシールを作成するためのソフト

これさえあれば、かるたを自作することができます。材料を揃えるのに面倒なことは無いかと思いますので、誰にでも手軽に取り組むことができるでしょう。

1つ目の厚紙は、大きめの髪を1枚1枚かるたの札のサイズに切り分けていくこともできますが、手間がかかり、同じ大きさに裁断するのが難しいという方もいらっしゃるかと思います。

その場合には自作かるた用の無地のかるたが販売されていますので、そちらがおすすめです。ただし、無地のかるたの場合、縁があって貼り付け用シールと若干サイズ差がある場合があります。それが気になるという場合には、自分で厚紙を切り分けていくという方法で進めていきましょう。

印刷で絵札と読み札を作成する場合には、シール用紙が必要となりますが、手書きの場合には不要です。

どんな材質の紙で作るのが良い?

かるた用の厚紙は、かるた用紙として販売されています。叩いて絵札を取るかるたは、何度遊んでも劣化しにくい、丈夫な素材であることが重要です。サイズは、ニーズによって標準サイズや大判サイズなど自分に合ったものを選んでいけばよいですが、厚みに関してはしっかりと厚手のものを、手書きで絵札と読み札を作成する場合には、使用する筆記用具で上手く書くことができる素材であるかどうかを確認する必要があります。

特に加工がされていない紙の素材であれば、手書き作成であっても特に問題ないでしょう。

紙以外の素材としては、北海道で遊ばれている板かるたという木の板で作られたものもあります。札が木でできているため、シールを張って加工することが難しく、全ての読み札、絵札を手書きで作成を進めていくことになります。そのため、自作するとなると難易度がぐっと上がります。

実際に作るときの手順

それでは、実際に作成する場合の手順を見ていきましょう。

1,あ~んの46文字分の絵札を考える。

まずはじめに、絵札の内容を考えていきます。この作業が最も大変な作業となるでしょう。特に文字によってはなかなか思い浮かばないものなども出てくるかもしれません。

五十音の順番を気にせずに、思い浮かぶ文字から進めていくと良いでしょう。

なかなか言葉が見つからない場合には、各種サイトなどを参考にしながら情報収集の上、進めてみましょう。

2,写真、イラストを探す

今回は、プリントして絵札及び読み札を作成するケースでお話を進めていきます。

決定した絵札の文字に合う写真やイラストを探していきます。自分で撮影した子供の写真や風景などを使用するのももちろん良いですが、46枚分となるとなかなか素材を揃えるのが難しいかもしれません。そういった場合におすすめなのが写真素材サイトです。幅広いジャンルのさまざまな素材がありますので、写真、イラスト選びに困ったらぜひ参考にしてみてください。

3,ラベルシール作成サイトでデザインする

内容と画像が決まったら、あとはデザインしていきましょう。かるた用のテンプレートであれば、文字の挿入場所も決まっており、レイアウトがしやすく便利です。

初めての方でも安心して使用することができるのでおすすめです。

なお、ラベルシールは必ずかるたのサイズとあったもので作成していきましょう。

たとえば、大判サイズにする場合にはそれに合ったサイズ感でデザインしていかないと、バランスがおかしくなってしまいます。

難しい場合は印刷業者に相談を

ここまで、自作でかるたを作成する場合に必要なものや手順についてご紹介してきましたが、「自分には難しそう」「手作り感よりも完成度を求めたい」「やっぱりプロに依頼したい」という希望がある場合には、印刷業者に作成を依頼する方法があります。

オリジナルかるたづくりは、必ずしも自作に限ったものではありません。

業者に世界に一つだけのかるたを作成してもらうことも可能です。

ここでは、印刷業者に作成を依頼する場合のメリットとデメリットをご紹介していきましょう。

メリット1,相談しながら進められる

印刷業者に依頼する場合には、絵札、読み札の内容が完全に決まっていないという場合に相談しながら進めていくことが可能です。

印刷業者が持っている!サンプルを参考にしたり、イメージに合わせてイラストを作成したりしてもらうことができるので、プロと一緒に進めていくことができるという安心感も大きな魅力だと言えるでしょう。

メリット2,完成度が高い

やはりプロの手を借りると完成度の高さが上がります。

たとえば、子供が描いた絵を使用するという場合であっても、そのレイアウトや文字の入れ方次第で本格的な出来上がりとなります。

手作り感よりも完成度の高さを求める場合には、印刷業者に作成を依頼することをおすすめします。

メリットがある一方で、費用面や納期に関してはデメリットもあります。

デメリット1,費用が高くなる

自分で作成するのに比べると、費用が高くなります。自作であれば、台紙とシール用紙を用意すればできるため、手軽であったものが印刷業者をはさむことで、完成度だけでなく価格も本格的になると言えるでしょう。

デメリット2,完成までに時間がかかる

印刷業者や混み具合にもよりますが納期が数週間程度かかる場合もあります。

自作に比べるとかなり時間を要することになるというのは大きなデメリットだといえます。

デメリット3,オリジナリティが下がる

さまざまな経験と実績を持つ印刷業者だからこそ、一つ一つのオリジナリティに関しては自作と比べると劣る可能性があります。

まとめ

以上、オリジナルかるたを作成する場合にどのような流れで進めていくのか、また自作以外にどのような選択肢があるのかについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

自作かるた作成の手順は難しいことは無く、誰にでも挑戦してみることが可能です。一方で、46枚の読み札、絵札を作成していくということで結構な労力を必要とします。

作成に関しては、かるた作成シートのためのソフトを利用すると便利です。世界に一つだけのオリジナルかるたを満足のいくものとできるように、楽しみながら作成していきましょう。

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