小ロットから作れるオリジナルパッケージで売り上げアップ!
- 2023.06.15 | コラム
華やかなBOX、スタイリッシュなケース、思わず目を惹かれる素敵なパッケージを作りませんか?
今回は、わずか数枚の小ロットでも作れる、素敵なオリジナルパッケージについてご紹介します。
パッケージの種類から発注の仕方、受け取り後のチェックまで完全解説です。
ぜひ、大切な作品や商品に合う、オリジナルパッケージの作成に役立ててください。
なぜオリジナルのパッケージを作るの?
なぜオリジナルのパッケージが人気なのでしょうか?
オリジナルパッケージには、手間と費用をかける3つの理由があります。
1.優れたパッケージデザインは注目される
店頭や販売サイトの画像で、おしゃれなパッケージは、それだけで目を引きます。どれほど優れた作品や商品も注目されなければ、その価値に気づいて貰えません。
パッケージは注目を集めるという、販売に大切な役割があります。
2.パッケージがおしゃれだと商品の価値が上がる
パッケージにこだわりが感じられると、商品の価値も高く感じられます。
艶やかな高級感のある素材、エコロジーな雰囲気のある素朴な紙の質感など、商品に合わせた素材選びも商品価値を上げるポイントになります。
3.商品とパッケージの相乗効果で購買意欲が上がる
対象となる客層が好む色柄のパッケージで注目を集め、商品の特徴や価値を伝えることで購買意欲は大きく上がります。
オリジナルパッケージは売上アップが期待できる!
パッケージに手間と費用をかけることで、売上アップに繋がる可能性が高まります。
例えば、通販で購入した可愛い商品が、可愛いパッケージで届いた場合、購入後の満足度は高くなる傾向があります。パッケージを再利用したり、口コミで紹介したり、リピート購入することも考えられるため、パッケージの宣伝効果は高いと言えます。
オリジナルパッケージの作り方
大切な商品のために、オリジナルパッケージをイメージするのは楽しいことですが、実際に効果的なデザインを考えたり、商品の重さに合わせた素材選びをするのは難しいと言えます。
現在は、数枚からの小ロットでも、印刷のプロに依頼して素敵なデザインのオリジナルパッケージを作ることが可能になっています。
ここからは、オリジナルパッケージの種類や発注方法を簡単にご紹介します。
【オリジナルパッケージを作る】基本1 パッケージの種類
パッケージには、実用的な役割もあります。
中に入れる商品の重さや素材に適した強度、商品を安全に持ち運ぶために固定する機能、保管や陳列しやすい形状などが、パッケージに求められる条件です。
また、パッケージには商品を汚れや衝撃による破損から守る役割もあります。
このような実用面とデザイン面の条件をバランス良くクリアした素材と形状が、適正なパッケージと言えます。
代表的なパッケージの形状は4種類です。その他、商品に合わせてクリアタイプの箱や筒状の箱も相談することで実現できる場合があります。
1.キャラメル箱式
上下のフタを差し込むだけの、もっとも簡易的な箱です。大きさは比較的自由に変えられますが、重量がある物を入れる場合は、素材の強度を上げる必要があります。
2.ピロー型
ピアスや指輪などの小物や、大きくても軽い物などに向いています。筒状で側面を内側に折り込む形状で枕のように見えることからピロー型と呼ばれます。
3.底ロック式
箱の底面パーツを組むように折り込むタイプです。キャラメル箱式よりも強度が上がるため、比較的重いものを入れることが可能になります。しかし、パーツを組み合わせただけであるため、中身が重すぎたり衝撃で箱が歪むと、底が抜けてしまう危険性があります。
4.一体型
文字通り、箱の側面と底面が一体となっている箱です。底が抜けない仕様のため強度があり、素材も比較的厚く、商品保護に向いている箱です。
【オリジナルパッケージを作る】基本2 印刷の種類
印刷には大きく2種類があります。
1.オフセット印刷
オフセット印刷は、大量生産に向いている印刷方式です。
印刷用に使う薄いアルミ製の版を個別に作成し、大量印刷を可能にします。費用が高額になるため、一般的に1000枚以下の小ロットには向いていません。
また、版の制作に時間がかかるため、納期が長い点がデメリットですが、滑らかで高品質な仕上がりになります。
2.デジタル印刷(オンデマンド印刷)
デジタル印刷とは、数枚から1000枚程度の小ロット、大量生産にも対応でき、品質はオフセット印刷と同等の仕上がりになる近年人気の印刷方法です。
オフセット印刷では、印刷用の版を個別に作りますが、デジタル印刷では版が必要ないため、データを直接印刷に使用することが可能です。そのため、小ロットでの価格はオフセット印刷よりも安く、納期も短く抑えられます。
オンデマンド印刷とは、必要な時に必要な枚数を印刷できるシステムを指しており、トナー方式やインクジェット方式、デジタル印刷がオンデマンド印刷と呼ばれます。
なかでもデジタル印刷は、高品質なオンデマンド印刷として知られています。
【オリジナルパッケージを作る】基本3 作る流れ
オリジナルパッケージを発注する際には、流れを把握しておくと安心です。
1.問い合わせ
パッケージを必要とする商品が決まったら、問い合わせをしてみましょう。
商品のサイズ、重さ、形、素材、予算やデザインのイメージ、販売方法が通販なのか、店頭陳列なのかなど、伝えたいことを具体的にメモしておくと安心です。
2.打ち合わせ
打合せ当日は、実際の商品、イメージに近い色やデザインのパッケージ見本などがあると、言葉で説明するよりも伝わりやすくなります。実際に使用する日までのスケジュールも忘れずに伝えます。
3.見積り
予算内で、おすすめの素材や形状などの提案を受けながら、見積もりを検討します。
4.発注
見積もりの検討が終了したら発注しましょう。
5.納品
納品されたパッケージを確認します。仕上がりに問題がないかチェックし、万が一、不良を見つけた場合は、すぐに問い合わせます。販売直前に気づいた場合、対応が間に合わないという事も考えられるため、できる限り早めに検品しましょう。
【オリジナルパッケージを作る】基本4 注意点
オリジナルパッケージを作る際に、注意するポイントは3つです。
1.発注する個数と費用効果を比較する。
基本的には、印刷枚数が1000枚以上の場合はオフセット印刷、1000枚以下の場合はオンデマンド印刷と考えて問題ありません。
しかし、使用する色が特色と呼ばれる、通常のオンデマンドでは扱いのない色(金や銀、蛍光色など)の場合は注意が必要です。
事前に、希望する色の取り扱いがあるかどうかをチェックしておくと安心です。
希望するオンデマンド印刷に扱いが無い色の場合は、色の扱いがあるオンデマンド印刷(デジタル印刷など)を探すか、オフセット印刷に変更します。
2.大きいサイズに対応しているかチェックする
印刷によって対応できる印刷のサイズが違うため、希望するサイズが大きい場合は、事前に確認します。
オンデマンド印刷の場合はA3サイズまで、オフセット印刷の場合はA1までの対応が多い傾向にあります。
3.納期は余裕のあるスケジュールで設定する
大切なパッケージが、使用する日までに間に合わないという事を避けるため、納期はトラブルにも対応できる、余裕のあるスケジュールを取っておくと安心です。
まとめ
今回は、オリジナルパッケージの作り方についてご紹介しました。
商品へのワクワク感を高めてくれる素敵なパッケージ、しっかりと繊細な商品を保護するパッケージ、どちらもパッケージの大切な役割です。
大切な商品には、ぜひ、素敵なオリジナルパッケージをお試しください。